概要
2024年10月26日に、学生や研究者以外の一般の方も参加できる「犬山キャンパス一般公開」を開催しました。現地参加者51名、オンライン参加者10名の計61名が参加し、大盛況のうちに終了しました。
はじめに、ヒト行動進化研究センター(EHUB)の中村 克樹 センター長による挨拶があり、EHUBの研究が目指すところや、ヒトの行動をよりよく理解するためにサル類を研究する必要性について説明しました。
続いて、チンパンジーエリアの見学を行いました。今年は、4階のテラスから飼育エリアを見るだけでなく、チンパンジーの認知科学実験を行っているスカイラボの見学も行いました。この間、オンラインでご参加の方には、今井 啓雄 教授が過去に出演したTV番組をご視聴いただきました。
その後、今井教授が「霊長類の採食多様性と味覚の進化・退化」と題した講演をおこないました。途中には、自身の苦味の感じ方を調べる簡単なテストがあり、参加者も研究の一端を体験する講演会となりました。講演会後には、質疑応答も活発に行われました。
最後に、キャンパス内の見学を行いました。例年の見学箇所となっている骨格標本庫、資料展示室に加え、今年はアカゲザルの放飼場とゲノム進化分科のラボも見学しました。各見学箇所では、EHUBで研究している4名の大学院生による解説がありました。
本イベントのアンケートを依頼したところ、2日後には4割の参加者から回答をいただきました。多くの方に大変な好評をいただき、感謝しております。犬山キャンパスにはじめて来られた方が回答者の6割で、犬山市外からも多くの方が参加されていました。来年度以降も少しずつ新しい内容を盛り込み、リピーターの方にも初参加の方にも楽しんでいただけるようにしていきたいと思います。
当日の様子
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